
リフィルとお手入れ
ペリカン筆記具のクリーニング
ペリカン社ではユーザーに対して、ペリカン製筆記具で書く喜びを保証致します。その為にはお持ちの筆記具を常にきれいに保つ必要があります。しかしお手入れ方法はいたって簡単です。例えばピストン吸入式万年筆の場合、きれいな水が必要なだけです。
インク4001ロイヤルブルー
毎日使用しているペンのクリーニング
ペンを毎日のようにお使いであれば、年に一度ぬるま湯ですすぐだけで十分です。(添加剤はお使いにならないでください。)この場合水をペン先から吸入した後に、その水を排出してください。
普段使用していないペンのクリーニング
ペンをたまにしかお使いにならないのであれば、6か月に1回はインクが空になるまで書き込んでください。インクカートリッジを空にして、ぬるま湯ですすいでください。
もしあまりペンをご使用にならないのであれば、インクは半分程度しか充填しないようお勧めします。長い期間ペンをお使いにならなかった時には、お使いになる前に必ずペンのクリーニングを行ってください。
カラーインク
カラーインクはブルーインクと比較するとかなり多くの量の顔料が含まれています。 もし、あなたがカラーインクをお使いの場合にはクリーニングをより頻繁に行う必要があります。
スーベレーン・シリーズの胴軸(ストライプ部分)に使用されている素材のセルロース・アセテートは、水分を多量に含むと膨張する性質がありますので、ストライプ部分を水に浸け置きしないようご注意下さい。
特殊なインク/インディアインク(ペリカン・ファウント・インディア)
この特性により、このインクはインディア・インクとも呼ばれています。他のインクと比較するとこのインクはすすの含有率が高く、インクレギュレーターの毛細管にすすが溜まります。筆記後にペンのキャップをしないで放置しておくと次のことが起きます。インクの水分が通常より早く蒸発してすすが万年筆の中で堆積していきます。その結果インク濃度が濃くなりインクレギュレーター内の毛細管の溝に溜まっていきます。一言で言えば万年筆が詰まってしまうということです。万年筆をたまにしかお使いにならないのであれば、インクを少ししか吸入しないようにし、3-5ヶ月に一回はぬるま湯ですすぐことをお勧めします。
総合情報
次の事をお勧めします
- インクを大量にお買い求めにならず、12-18ヶ月以内に使い切ってください。
- 万年筆を使用しない時は必ずキャップをお締め下さい。
- 極端な温度下で保管しないようご注意ください。(氷点下や極暑など)
- 液体石鹸や洗剤などは万年筆のクリーニングにお使いにならないでください。
インク吸入方法
ピストン吸入式万年筆にインクを吸入する時に気をつけて戴きたいことがいくつかあります。次の使用説明書でインクの吸入方法を四つのステップで説明。
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まず尻軸を左に廻し、吸入器を前方に動かします。 | ペン先全体をインクの中に浸し、尻軸を右に廻しながらゆっくりとインクを吸入します。 |
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インクが充分に吸入されたら、5滴程インクをインク瓶に戻します。 | 最後にペン先を上に向け尻軸を右に止まるまで廻すと筆記準備完了です。 |