正しいペン先を選ぶ

正しいペン先を選ぶ

ペン先は万年筆の心臓部です。

ペン先は手書きの文字に個性を与え、私たち個々の個性をひきだします。ペン先の材質が貴重であるほど、またクラフトマンシップが精巧であるほど書き心地は柔らかく感じられます。

ペン先―選ばれた金の板を型抜きしたものを成型し、刻印をいれます。情熱が注がれた精度の高い作業によってディテールが仕上げられます。ペン先にはプラチナと同じグループの金属である丸いイリジウムが溶接され、研磨され、そして完璧にテストされ完成します。

ペン先の輝きは、小さな磁器の粒子によって研磨されたあとに、微小な銅製のボールで磨き仕上げられます。繊細な神経の集中が必要な様々な工程を経て独特のディテールを持つペン先は完成します。ペリカン社では全てのペン先を手作業でテストしています。

straight, rounded nib
高品質のゴールド又はステンレススチールのペン先
ドイツ製
 

ペリカンのペン先は一般のユーザーにも熟練された作家にも滑らかな書き心地を提供します。大きなペン先を備えたM800やM1000はより柔軟性のあるペン先となっています。しかしながら、非常に魅力的な価格の小ぶりのゴールドのペン先や高品質のステンレススチールのペン先もとても書き味が良く、ペリカン社では同様に誇りに思っています。

小さい文字や、漢字等を書く場合はEF(エクストラファイン)か、F(ファイン)のペン先サイズが適しているでしょう。大きい文字を書いたり、サインをする際にはM(ミディアム)か、B(ブロード)が良いでしょう。イタリックニブ(以前M800で発売されました)は、垂直線が水平線よりも広いのでわずかに傾斜しており、あなたの筆跡にすばらしいタッチを与えます。

ペン先は時間と共にあなたの手になじんでいきます。左利きの方も特別なペンは必要なく、ただ上記のペン先サイズは選んでください。イタリックで書くことは難しいかもしれませんので、自分で試し書きすることをお薦めします。

一般的に、良いペン先は高い筆圧を必要としません。これはボールペンと大きく違う点で、長い時間にわたって書き物をする人にとって非常にすばらしいポイントです。もし、どのペン先が一番合っているか分からない場合は、販売店を訪ねて試し書きをしてみてください。

EF
M
F
B